新型コロナウイルスの収束を目指すのは結構なことですが、ただ元通りにするだけでは芸がありません。毒性が高いわけでもない新型ウイルス一発で、致命傷になるような経済構造じゃダメでしょう。
みんなが同じことを言ってて、面白みが無いのですが・・
パンデミックしていたのは、ウイルスというよりホモ・サピエンスだったのだと痛感します。
過去の災害で得た教訓
人間が経済活動を止めると、自然は豊さを取り戻すようです。
National geographic 2016/4/26 事故から30年、チェルノブイリが動物の楽園に
要点を抜粋すると、
「こうした多くの動物たちにとって、たとえ放射能の影響があったとしても、それは種の存続を妨げるほど個体数を抑制するものではないのだと思います。人間がいなくなったことが、放射能による潜在的影響を相殺してはるかにあまりある効果をもたらしているのでしょう」
要するに、人間の存在の方が、放射能よりも動物たちには悪影響だということだ。
福島も似たような状況です。
News Sphere 2016/4/17 原発事故と野生動物:福島で爆発的に増加する汚染イノシシ、チェルノブイリで今も残る影響
そして、これを機にどう舵を切り直すか?について、わかりやすい発信をする学者がいます。
JIJI.COM 2020/4/13 コロナパンデミックの原因は「動物の軽視」 霊長類学者グドール氏
要点を抜粋すると、
私たちは自然界の一部であり、自然界に依存しており、それを破壊する愚かさに気付いて。今回の騒動で、多くの人がどうすれば生き方を変えられるのか?ということを考えて。
~中略~
日々の小さな選択をよく考えるようにすれば、誰でも、毎日、影響を与えることができる。何を食べるか、その食べ物はどこから来たのか、その食べ物は動物を虐待して得られたものか、集約農業によって作られたものか(大抵の場合そうだが)、子どもの奴隷労働で作られたから安いのか、生産過程において環境に悪影響を及ぼしたか、どこから何マイル移動してきたのか、車ではなく徒歩で移動できないか。
説教臭くてウザい。なら経験に落とし込もう
これを機に、「自然と共生してることを思い出せ!」ともののけ姫みたいな主張をするつもりはありません。だって、、、
こういう話って、正しいことはわかっていても、実践できないじゃないですか?
だから実践方法をご紹介したいと思います。
オススメの処方箋は、「毎日動物をぶっ殺して食べようぜ!」でしょうか。
とあるビリオネアも似たようなことをやっていました。
Facebook創設者マーク・ザッカーバーグの新たな挑戦 自分の手で殺した動物の肉だけ食べる
毎日やるのは非現実的なので、時々釣りにいくなどでも良いかと。
他にも、魚はなるべく尾頭付きで買うとか、鶏肉も中抜きのを買ってみるとか、ハムは原木で買ってみるとか、、。
この処方箋の良いところは、
前述の記事が主張するメッセージ「自然と共生してることを思い出せ!」を、体感的に取り込める点です。
それは「あらゆる存在は単独では生きていけず、依存しあうことで成り立っている」
という眠くなるような事実です。でなければ感染症など怖くありません。
ウイルス一つで失業者が溢れてしまう経済構造も、目先の利益しか考えられなくなった現代病も、そのあたりを忘れたことが原因ではないでしょうか?
バーチャルウォーターやフード・マイレージの話は小難しくて、「へぇー」で終わってしまいます。しかし、自らの手で生物をぶっ殺してみれば、「へぇー」では片付かない経験になりますよ。
っていうか、実は毎日やってることだしね。
敵か味方か?新型コロナウイルス
日本国内におけるコロナウイルスの死者は、投稿時点で300人程です。
しかし、今の経済活動を続ければ、比較にならないほどの犠牲者が出続けるのも目に見えています。例えば、年間20,000人ほどの自殺者とか。
いっそ経済がメチャクチャになるのも悪くないな、自力では止められないんだからね、、。
などと考えている人も、一定数いるようです。
後々振り返れば、新型コロナウイルスは味方かもしれません。
「自分の力だけで生きている」という擁護しようのない固定観念を、打破してくれるとしたならば。
なお、ライオンたちはどこ吹く風です。
NES JAPAN 2020/4/17 ライオンが路上でお昼寝、「人間ゼロ」を満喫 ロックダウン中の南ア国立公園
へぇー!↓
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