実は作品から持ち出せる!ワンピースの「ひとつなぎの大秘宝」の正体を考察

時事ネタ
この記事は約11分で読めます。

「なんじ、それなり」

という古い言葉が残っています。

 

この記事では、漫画ワンピースにおける「ひとつなぎの大秘宝」とは、それなんじゃないか?という考察をします。

それは作品の外に持ち出すことができて、私たちの冒険にも役立つ財宝です。

 

(ネタバレもあるから気をつけてね!)

 

実はワンピースを読んだのは60巻くらいまでで、それも10年近く昔です。

今は話が進んで、状況が変わっているかもしれないのですが、現時点での筆者の考察をシェアします。

 

 

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”それ”は手に入れることが可能な全て

 

”ひとつなぎの大秘宝”はこう説明されています。

「世間はロジャーが手に入れた全ての物を総称し”ひとつなぎの大秘宝”ワンピースと呼んだ」

 

「ひとつなぎの大秘宝は実在する!」

 

ロジャー「おれの財宝か? 欲しけりゃくれてやるぜ・・・ 探してみろよ この世のすべてをそこに置いてきた」

漫画ONE PIECE より引用

 

よくわかりませんね。

なんかスゴイお宝があるらしいけど、誰もその正体を知らない。

・・こりゃあロマンと詐欺の匂いがプンプンするぜ。

 

 

ワンピースという作品は、この謎のお宝をめぐる冒険活劇なのですが、私はなんとなく、”ひとつなぎの大秘宝”の正体に心当たりがありました。

 

 

ここで話を変えます。

バラモン教のウパニシャッド哲学についてです。

 

世界はジグソーパズル

 

記事の最初でご紹介した、

「なんじ、それなり」

 

という言葉のそれとは、この世の全てを指しています。

ヴェーダと呼ばれる書物に残され、様々な宗教にも伝播していったコンセプトです。

いや、コンセプトというか「言葉にできない何か」です。

”それ”です。

 

 

なお日本では「梵我一如」などと呼ばれています。

ザックリ言うと、

 

・全ての物事はつながっていて、境目は一切ない

 

という事実です。

これをさっきのワンピースを表す言葉と対応させると、

 

・全ての物事はつながっていて、境目は一切ない

= ひとつなぎであり実在する(概念や目に見えないものではない)

 

となります。

同じことを言っているだけですね。

 

 

だからロジャーのこのセリフも、ミスリードを誘っています。

「探してみろよ この世のすべてをそこに置いてきた」

 

だっておかしいじゃないですか?ロジャー船長。

・この世のすべてを、どうやって探せばいいんですか?

もう目の前にあるじゃん。

 

・どうやってそこに置いてきたんですか?

置いてきたりできないじゃん。

 

・探すもなにも、いつでもどこでも”それ”しかないじゃないですか?

だって世界はワンピースなんだから。いつも目の前にあるじゃん。

 

 

つまり、”ひとつなぎの大秘法”とはこの世の全てです。

あなたやわたしも含んだこの世界、まるまる一つです。

 

あなたやわたしだけが世界から孤立していると考えているのが、そもそも間違っているのではないのか?

ジグソーパズルのように、全体の一部に過ぎないというのに。

 

「なんじ、それなり」は言っています。

きっと”ひとつなぎの大秘宝”も同じです。

 

それを心の底から思い知った瞬間、世界は文字通りワンピースになります。

といういうより、元からワンピースだったと気づきます。

 

きっと笑ってしまうでしょうね。

だって何もかも一人芝居に過ぎなかったのだと、心の底から理解するから。

支配するもされるもクソもなかったのだから。

 

 

だからルフィは、海賊王(ワンピースを手に入れた者)になるべく自分をこう表現しています。

ルフィ「支配なんかしねぇよ。この海で一番自由な奴が海賊王だ」

漫画ONE PIECE より引用

 

ワンピースの発見を邪魔しているもの

 

じゃあ、結局ワンピースなんて無かったの?

 

と感じる方も出てくるでしょう。それを見越したエピソードが作中にあります。

ワンピース三巻に「ガイモン」というキャラが出てきます。

 

彼はある日、空の宝箱にはまってしまい(これはメタファーです)、自由には動けない身体になります。

それでも、体の自由を失う直前に、山の上でみつけた別の宝箱には、きっとすごい財宝が入っているのだろう、、いつかそれを開けてみせるんだ!

との希望だけを頼りに、数十年を過ごしました。

 

後にルフィがその宝箱を開けると、中身は空っぽでした。

そしてルフィは事実を隠そうとします。ガイモン自身がそれを悟るまでは、、。

 

 

つまりワンピースというお宝は、産みだすも解体するも全ては頭の中の出来事である、というメタファーです。

 

 

なぜガイモンは、財宝をちっぽけな宝箱に閉じ込めてしまったのでしょうか?

世界全てが、そのままで財宝だというのに。

 

私たちも同じ過ちを犯してないでしょうか?

 

まとめ

”ひとつなぎの大秘法”の正体に関する考察は以上です。

 

ワンピースが完結し、全てを読み終えた時には、”それ”が読者にわかるような作りになっていたとした、素晴らしい作品だと思います。

 

なぜなら”それ”は、古今東西の宗教や哲学が伝える、究極の財宝なのだから。

これ以上のお宝があるわけがありません。だって「存在する全て」なんですから。

 

そして”それ”を探すのは最高の娯楽だったりします。

漫画みたいですね。

 

 

なんだ、じゃあ漫画「ワンピース」って思想書だったの?

 

イヤ違う。

思想書の方が、実は娯楽作品だったのか。

 

 

 

ドン!

 

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