アンパンマンになりたくて鶏を解体したら、カレーパンマンになった話

動物との付き合い方
この記事は約9分で読めます。

動物をはじめて絞めるとき、ニワトリを選ぶ人は多いです。

当記事はそんな方に向けた、筆者がニワトリで解体デビューした時の失敗談です。

(グロい画像も出てきます。嫌な方は見ないでね!)

 

 

解体が終わった時、鶏肉と一緒になぜかカレーが出来上がっていました。

不思議ですね。一体なぜでしょうか?

 

 

スポンサーリンク


 

アンパンマンに正義の模範を見た

筆者がむかし「動物の解体をしてみたいな、、」と考えていた時、ふとアンパンマンに敬意を持ちました。

なぜなら、彼は「自分を食べさせて人々を救うヒーロー」だからです。

 

彼は顔を分け与えるほどにパワーダウンする上、どんどん情けない姿になっていきます。

それでも気にする素振りは、一切みせません。

 

お腹を空かせた人を見れば、後先を気にせず顔を分け与えてしまいます。

自分の存在意義のためならば!とばかりに、どこまでも他人に奉仕するのです。

 

アンパンマンは、そんな自己犠牲を体現する、ドロ臭くも気高いヒーローです。

 

 

それに引き換え、私は動物一匹さばくことさえ、やったことがありませんでした。

毎日のように食べているのに、現実を受け止める勇気を持てませんでした。

 

ああ、アンパンマンよ。私に愛と勇気というトモダチを分けてくれ!

あなたのように、強く気高い人間になりたい!

 

そう思っていました。

 

手塚治虫「ブッダ」でのアッサジの例

 

アンパンマンの他にもう一人、見習うべきスゴイ人物がいました。

手塚治虫の代表作の一つ「ブッダ」に出てくる、アッサジという修行僧のキャラクターです。

 

彼はなんと、生きたまま獣に喰いちぎられる道を選びます。

手塚治虫「ブッダ」より引用

 

ショッキングな描かれ方をしているものの、やっていることはアンパンマンとほぼ同じです。

自分を犠牲にして、どこまでも他者に尽くす生き様です。

 

 

え?どちらもフィクションだって?

 

確かに。

アッサジやアンパンマンは作り物なんですから、マネする必要なんてありません。

 

しかし、

現実にこれをやっている存在がいます。

 

おわかりですね。

いつも食べてる家畜たちです。

 

しかも彼らは存在を無視されています。

さらに、家畜をさばく仕事をしている人たちすらも、長年差別を受けてきた始末です。

 

変な話ですね。

アンパンマンやアッサジだと美談になるのに、一体何が違うのか?

 

 

私は思いました。

「彼らのように身体を差し出すことはできないけれど、せめて普段食べている家畜くらいは、自分でさばけるようにならなくては!」

 

しかしカレーパンマンになってしまった

 

そんな流れから、まずはニワトリをさばいて食べてみることにしました。

 

ネットで得た情報を元に、見よう見まねで作業を進めました。

 

そして解体が完了するころには、、、あら不思議。

新鮮な鶏肉の横には、鍋に入ったカレーが出来上がっていました。

 

あまりのグロさに、私はカレーパンマンになっていたのです。

 

 

 

 

 

しかし、

芳醇なカレーの香りにつつまれながら、私はなんとか最初の一歩を踏み出しました。

ありがとうアンパンマンとアッサジ。

そしてニワトリ。

 

まとめ

 

正義の味方はラクではありません。

動物をさばくにしても、逆に食いちぎられるにしても、生きていくには誰かの犠牲がつきものです。

 

野菜だけを食べるヴィーガンだって同じことです。喰う喰われるの世界から、完全に離れることは不可能です。

 

どうしても犠牲が避けられないのであれば、せめて現実を直視することが、最低限の礼儀ではないでしょうか。

アンパンマンやアッサジのように、自分を食べさせるワケにはいかないけれど、それを家畜には強制し続けている現実があります。

まずはそのリアリティを、しっかりと受け止めなければ。

 

 

一番のヒーローはアンパンマンではないし、アッサジでもありません。

ましては、はじめての解体を成し遂げた、成長した自分自身であるはずもない。

 

国内だけで年間6億羽以上が生産され、私たちのために犠牲になってくれているニワトリたちこそが、最高のヒーローです。

そいつを心に留めた上で、動植物との付き合い方を深めていってください。

 

 

 

そうさ!恐れないで

 

スポンサーリンク  
この記事に対する評価を教えてください
  • とても良い 
  • 良い 
  • ふつう 
  • 悪い 
  • とても悪い 

コメント

タイトルとURLをコピーしました