「その土地は我が国固有の領土である!」
とよく政治ニュースで耳にします。
しかし、固有の領土なんて本当に存在するのでしょうか?
・・・そんなのあるワケがない。
当記事では、
「固有の領土」が存在しないように、「固有の肉体/精神」が存在しないことを理解するとラクになれるよ!自分自身との政治的闘争も解決するよ!
という話をします。
土地は誰かの占有物にはなりえません。
なぜなら、もともとは誰も住んでいなかった場所だからです。
そして、しばらくして生物が誕生した後は、ずっと奪い合いが続いています。
それがサルの群れによる争いだろうと、国家による覇権争いだろうと同じです。
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土地は誰のものでもない
どうやら土地を巡ってケンカする原因は、、
誰にものにもなりえないモノを、みんなが自分の私物だと思いこむ
ことにありそうです。
というか、自分のモノだと主張しないと他人に奪われるから、主張せざるおえない構造のせいでしょう。
つまりは、みんなで仲良く使えばいい。
それだけで解決します。
幼稚園児に向けて、「おもちゃは譲り合って遊ぼうね」と言ってるのと何も違いません。
世界中の領土問題なんて、単にそれだけのことなのですが、、。
まぁこれからも争いは続くんでしょうね。
オモチャを譲り合って遊べるようになるまでは。
だからせめて、、、
国家レベルの「なかなおりしましょ」はまだムリだとしても、、、
個人レベルではこの課題を解決したいところです。
え?
土地なんて持ってないって?
みんな持ってるじゃないですか。
身体やココロという立派な土地を。
そして99%の人は、自分の身体やココロを「固有の領土」だと思いこんでいます。
この課題から先に解決させましょう。
身体とココロも誰のものでもない
土地と同じく、身体やココロも「誰か固有のモノ」ではありません。
なぜなら、
・身体は遺伝子の設計図をもとに、食べたものの栄養で作られているからです。
遺伝子も食べ物も、どちらもよそから借りたものに過ぎません。
・ココロは身体をベースに、培った経験と学んだ知識でできています。
経験にしても知識にしても、先人が残した社会から受け取ったものに過ぎません。
つまり私達の身体やココロは「固有の領土(笑)」ではありません。
様々な要因が絡み合ってできた、著作権不明の芸術品です。
なのにほとんどの人は、自分の身体とココロは、100%自分のモノだと疑いません。
自分の責任で生み出して、自分の能力でコントロールできると信じ切っています。
・自分の行動には責任を持たなければいけない。
・悪い感情を持ってはいけない。あるいは、弱みを他人に見せてはいけない。
・死んだら遺骨はお墓にしまわないといけない。
などなど。
そして全て失敗しています。
そりゃそうでしょう。
コントロール不能なものをコントロールしよう!
・・だなんてねぇ。
だいたい、私達は自力では眠ることすらできません。
だから眠れない夜があるし、会議中に寝てしまうのです。
こんなに基本的なことすらコントロールできないのに、「身体とココロは自分の占有物だ!」
なんて思い込んでいるから、アレコレ揉め事が起こるんですよ。
どっかの国の領土問題みたいでしょう?
さて、領土問題の根本原因は、
誰にものにもなりえないモノを、みんなが自分の私物だと思いこむ
でした。
身体とココロの問題においても、全く同じ過ちを繰り返していることがわかったと思います。
全ては誰のものでもない
では、どうすれば解決するのか?
間違った思い込みを解いて、「なかなおり」を果たせるのか?
カンタンです。
コントロールを手放せばいい。
コントロールなどできないと自覚すればいいい。
オモチャを独占せずに、譲り合って遊べばいいんです。
オモチャを誰かに貸したとしても、その子が遊び終えればちゃんと戻ってきます。
まずは、オモチャ(あるいは固有の領土、肉体やココロの主導権)を手放すと永遠に戻ってこなくなる!
という恐怖を手放しましょう。
会議中でも眠かったら寝てしまいましょう(笑)
とにかく、物事をコントロールしてないと不安な精神を手放してください。
あなたは身体もココロも決してコントロールできません。
意識というものは、身体や環境にコントロールされる存在だからです。
しかし不思議なことに、「全てをコントロールしてやるぞ!」
という無茶な心構えが消えると、物事がスムーズに進み始めます。
余計な力が抜けて、実力を正しく発揮できるようになるからです。
・オモチャを譲っても、オモチャは無くなりません。
・領土を譲っても、土地は相変わらずそこにあり続けます。
・身体とココロのコントロール(してる感)を手放しても、何ひとつ失いません。
なぜなら、何一つ「固有の領土」ではないからです。
誰かの占有物ではないと見抜いた瞬間、なくしてしまう恐怖が消えます。
身体もココロも、土地(自然)もオモチャ(物質)も、全ては誰のものでもありません。
それに気づければ、どれだけの実りがあることか。
まぁ国家レベルの領土問題の解決はまだ先でしょうが、個人レベルならカンタンです。
まとめ
領土問題の解決策はもう見えています。
個人個人がそれぞれの領土問題(身体とココロの主導権を手放すこと)を解決していけば、、その人数が一定水準を超えれば、、自然と解決することでしょう。
だって世界の全てが、本来は誰のものでもないのだから。
そもそも領土問題というのは架空の課題なのですから。
具体的なエクササイズとしては、瞑想などがオススメです。
あるいはスポーツでもなんでも、集中して雑念が消える営みならなんでもOKです。
高い集中状態にあるとき、私たちは世界と一つになったような感覚を味わいます。
それは妄想などではなく、本来の姿に戻っただけの話です。
全ての土地が世界の一部であるように、私たちも世界の欠片に過ぎないんですから。
ほとんどの苦しみは、余計な思い込みの産物に過ぎないんでしょうね。
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