筆者は累計で3年ほどボイストレーニング(以下、ボイトレと略する)を受けた経験があります。
そこで培った、ボイトレ費用を劇的に節約する方法を紹介します。
というより、
「いかに効率よくトレーニングを進め、費用のかかるレッスンへの依存度を下げるか?」
を試行錯誤した経験談です。

ボイトレに興味があるけど、費用をなるべく抑えられないかな、、?

ボイトレをやっているのに、なかなか上達しない、、。
そんな方に向けて、筆者が実践した5つの方法です。
- 毎日練習の時間を取る
- ランニングなどの有酸素運動を習慣化する
- 仕事や学校にて、人前で話す/歌う機会を作る
- 自分の声を録音して聞く&直す
- 合唱団やカラオケサークルに入る
え?ぜんぶ自主トレ、、?
はい。結局は自主トレの質を上げるしかありません。
大抵のボイトレというものは、
「1~2週間に一度、1~3時間ほど講師からレッスンを受けること」
です。
つまり、レッスンの合間にどれだけ上達し、次回のレッスンでアピールできるか?
が学習を進めるカギ、ひいては費用を抑えるカギになります。
他に方法はありません。
では、一つずつ紹介していきます。
毎日練習の時間を取る
練習は毎日してください。
当たり前のようで、実行できる方が少ないです。
声帯や横隔膜は筋肉です。
一日使わないだけでも、それなりに衰えてしまいます。
最低でも5分は教わった基礎訓練をしましょう。
最悪、リップロールやハミングだけでも構いません。
すでに話すことや歌うことが好きな方は心配ないですが、発声に苦手意識を持ってボイトレを始めた方も多いと思います。(私はそうでした。)
まだ声を出すことが億劫ではないでしょうか?
とにかく「毎日動かす!」
これが感覚や筋肉を衰えさせないための最低条件です。
せっかくボイトレをやるのですから、慣れるまでは毎日練習してください。
最初はツラいかもしれませんが、上達を実感できると一気に楽しくなりますよ!
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ヒトカラが最強
練習環境はやはりヒトカラが一番です。
最初は恥ずかしいかもしれませんが、店員さんは慣れっこなので気にする必要はありませんよ。
最近は「ひとりカラオケ専門店」なんてのもあるそうで、、
もはや恥ずかしがる理由もありませんね。
→ ワンカラ
私は一時期、週4ペースでヒトカラに通っていました。累計で100回以上は利用したと思います。
だって必要なものが全て揃ってるじゃないですか。
防音設備、空調、トイレ、ドリンク、練習用の音源もかけられるし。
なお、費用の安さは歌広場が最強です。
他のお店も十分安いですけどね。
歌広場でのヒトカラは、1時間で300~400円程度です。(平日18時までなら)
ボイトレは1~2時間で3,000~10,000円くらいしますので、いかに自主トレが経済的かわかります。
だらだら講師付きレッスンを続けるより、全力で自主トレを積みましょう。
それが上達への近道であり、費用を抑える最善策です。
ちなみに、私はヒトカラに行けなかった日は、深夜か早朝に自宅近くのトンネルで練習をしていました。誰もいなくて大声を出せるから。
歌手の平井堅さんも若い頃、ハスキーな声を手に入れるために海辺で叫んで喉を痛めつけた、というエピソードを残しています。
あなたの近くの「声が出せる場所」も、すでに誰かが占領しているかも。
早いもの勝ちです。敗者はおとなしくカラオケ屋に行きましょう。
ランニングなどの有酸素運動を習慣化する
有酸素運動を取り入れて、心肺機能を鍛えてください。
もちろん歌うだけでも構いません。
しかし、運動が嫌いでないならば、毎日少しでいいので有酸素運動をしましょう。
ランニングか水泳を習慣化している歌手は多いです。
「千の風になって」で有名な声楽家の秋川雅史氏のウィキペディアにはこうあります。
ここまでする必要はないにしても、身体は楽器であり、楽器は筋肉です。
鍛えるに越したことはありません。
※ ちなみに、腹筋や背筋などのウェイトトレーニングには、ボイトレには逆効果という専門家も多いです。しかし、有酸素運動には、副作用は一切ないと思います。
筆者はもともとランニングをする習慣があったので、一時期は毎日15キロほど走っていました。
仕事や学校で、人前で話す/歌う機会を作る
もしチャンスがあれば、人前で声を出す経験を積みましょう。舞台慣れしましょう。
仕事ならプレゼン、学校なら課題の発表などに、積極的に手を上げてください。
成功すると大きな自信につながります。
さらに「いい声だね!」なんて褒められた日には、話すことや歌うことに喜びを感じるようになるでしょう。
もし失敗しても大丈夫。
その心意気はかならず次につながります。
笑う人もいるでしょう。
しかし、あなたの挑戦する姿はきっと美しいはず。
筆者はもともと発音障害があり、人前で話すことが大嫌いでした。
→ 2020/5/7 イ段を発音できない症状は治せる!機能性構音障害の治療経験レポ
しかし、1000人規模の会場でのプレゼンを乗り切ったとき、人前で表現することの快感に目覚めたような瞬間がありました。
とにかく場数を踏むこと!これはボイトレのレッスン環境では獲得できません。
普段からチャンスを伺いましょう。
自分の声を録音して聞く&直す
ある程度慣れたきたら、必ず自分の声を客観的に確認しましょう。
怖いって?
そうですよね。自分の声を聞くのってメチャクチャ嫌ですよね。
「・・こんな恥ずかしい声で生きてきたの?」
とショックを受けるものです。最初は誰もが。
しかし、そのギャップは乗り越えなくてはならないものです。
ICレコーダーを買って、納得が行くまで録音&確認の練習をしましょう。
ボイトレに通う時点でもう持っているとは思いますが、もしなければ買ってください。
レッスン一回分の料金程度で買えます。
せっかくなので、耳も鍛えておきましょう。
それにレコーダーを使えば、ボイトレのレッスン内容を家に持ち帰ることができます。
スマホの録音機能でも構いませんが、やはり専用機でないと音質が微妙です。
ちなみに歌手の小柳ゆきさんは、録音&修正の繰り返しでもって歌を練習されたそうです。
合唱団やカラオケサークルに入る
もし歌うことに抵抗がなく、かつ時間が許すのであれば、
合唱団やカラサー(カラオケサークル)の門を叩いてみましょう。
なぜなら、ボイトレのレッスンを加速させる要素が盛りだくさんだからです。
・費用がボイトレより安い(一月5,000円くらいの所が多い)
・プロ指揮者からの指導や、仲間からの批評を受けられる
・他の人がどんな話し方、歌い方をしてるか学習できる
・人前で歌う or ステージに立つ経験が得られる
・楽しい!
学習にはアウトプットが必要です。
ボイトレするだけでは、レッスンしてるだけでは前に進みません。
上手に話したいなら話せる場所を、上手に歌いたいなら歌える場所を・・
自分から切り開いていきましょう。
この頃になると、ボイトレの進め方への理解も深まっているはずです。
むやみに時間やお金を垂れ流すことも、もはや無いでしょう。
思えば遠くに来たものです。
まとめ
「いかに効率よくボイストレーニングを進め、費用のかかるレッスンへの依存度を下げるか?」
答えはカンタン。
積極的に練習を進める。これだけです。
・・そして、定期的にプロから指導を受ける。
これを高速で繰り返す。そのために環境を効率的に作る。
当たり前のことですが、最初の一歩を踏み出す前は、いつだって怖いものです。
そんな方の背中を少しでも押せたなら、筆者がガムシャラに得た経験も浮かばれます。
そうそう。
ボイトレ費用を節約できたら、そのお金で好きなアーティストのライブや、好きな役者の舞台を観に行ってください。
他人の表現に感動すること、これが最強のトレーニングです。
ポチトレ
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