日大アメフト部の腐敗がこうも注目されるのは、理不尽な暴力にウンザリしている人が世間に溢れているからです。
つまり日本中が日大並みに腐っているからです。
アメフト部の指導者は確かにクソだとしても、同じ程度にクソな振る舞いを日常的に見ている人は世の中にたくさんいると思います。
悲しいかな、「都合悪いことはうまく誤魔化す」は大人の常識です。今回はたまたま対応がアホだったから明るみになっただけで、あそこで巧妙にかわすのが大抵の組織人というものです。
モラルや誠実さなど問題ではありません。ねじ伏せて結果的に勝てばいいだけです。
そんな世界を半ば諦めているのが大人です。
日大などは氷山の一角に過ぎません。石を投げれば日大生と腐敗組織に当たるのが日本です。
普段は勝ち目がない相手の弱みだからこそ、チャンスのある時に徹底的に潰しておこうぜ!そんな感情がバッシングの根底にあります。
そして日大上層部だって単なるバカではありません。長年の組織運営で身に着けた処世術を披露してくれたように、学習した結果ああなったのです。
この世界はそういう場所なんです。
ここは私たちも一度深呼吸して、我が身を振り返るに良い機会かもしれません。
ネットニュースのクソリプで誰かが言ってましたっけか。
「あなたたちの中で罪を犯したことのない者は、この監督に石を投げなさい」
日大の事件は、とある指導者集団がスポーツ選手を権力で支配して、一人の人間を意図的に傷つけました。
被害者は泣き寝入りしたものの、SNS等で外部の人間が騒ぎ出して発覚、ようやくスポットライトが当てられました。
別の事件では、とある集団が別の生物を暴力で支配して、毎年数百億匹を意図的に奴隷労働させた後に殺して食べました。
被害者は死んだため助けを求められず、SNS等で外部の人間が騒ぎ出して発覚、ようやくスポットライトが当てられはじめました。
・・・もちろん人間と動物を同列には扱えないけれどね。
人間はバカで傲慢だから、自分が弱者側に立つまでは気に留めません。
弱い相手はどう扱っても構わない。逆らうなら潰すし逆らえないように外堀をうめておくのがノウハウ。
これが本音です。疑問にすら感じていないのが現実です。
全く悪びれずに他者を八つ裂きにしまくれるのなんて、メキシコの麻薬マフィアぐらいだと思ってませんか?実は先進国の人間は大半がそれです。
自覚がないのは恐ろしい。まるで日大のようです。
他人を批判できる口実がある今だからこそ、自らを見つめ直すのはいかがでしょうか。
モラルや誠実さは問題ではありませんか?ねじ伏せて勝てばいいだけですか?
毎日の食卓でも少しだけ思いを巡らせてみてください。
ちなみに、私は大量殺動物犯であることを認めた上で、堂々と生きていこうと思います。
ポチってこい。
俺に言われてやったと言えばいい。
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