スペースワールドの魚氷漬けリンクは必ず再評価される

時事ネタ
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動物の死体を見て笑ってしまったのは、たぶん初めてです。

2017/1/14 AFP BB NEWS ドナウ川に落ちて凍ったキツネ、氷の塊ごと切り出される ドイツ

 

写真を見て反射的に吹き出した後、変な気分になりました。

今俺はなんで笑ったんだ?何がおかしかった?

 

尊い命が失われた悲劇なのに。

きっと苦しかっただろうな。可哀そうだな。

もし野生のキツネじゃなくて自分のペットだったら・・・俺泣いちゃうな。

 

 

 

 

でもこれ!!!! (* ̄m ̄)プッ

大自然のジョークだな。誰も悪くないからな。 (* ´艸`)クスクス

笑ってはいけない葬式的な背徳感がある(*`艸´)ウシシシ

 

 

・・・と言いつつ自分がわからなくなります。

生き物が溺れ死んだら悲劇なのに、凍り付いたら喜劇?

 

違う。これは単に絵面の問題だ。

いのちの重さは表面的な印象よりも軽いのだ。

 

そういえば、博物館にある恐竜の化石はカッコイイな。あれだって単なる死体なのに。

 

やはり私たちは、あるがままの世界ではなく、投影した思いを眺めています。だから人それぞれ、見え方が違います。

そして投影は無意識に起こるもので、それは生まれ持った性格や過去の経験に依存しています。意識ではコントロールができない暴走列車です。

 

この法則は人生のあらゆる瞬間にも適応されます。泣くも笑うもそれ次第。

でも投影はすべて幻だと見抜いたところで何も変わりません。単に気持ちが軽くなるだけです。

 

 

キツネは毛皮を剥げば天然素材です。

食べればゲテモノ、可愛がればペット、畑を荒らされれば害獣、溺れて凍れば面白オブジェ。化ければ妖怪。

さてどれが正解でしょうか?

 

ちょっと前に騒がれた、スペースワールドの件も同じ構造です。全てはイメージの問題なんですから。

J-CASTニュース  2016/11/28 魚の氷漬けリンク「何か問題?」 ネットにくすぶる「擁護論」

 

否定的な意見が多数派のように報道されているけれど、何も感じずに肉を食い散らかしてる人が多い社会で、多数派の意見なんて重要でしょうか?

 

生物の死骸の上を滑って楽しむなんて不謹慎だ?

確かに気持ち悪く感じるのはよくわかるけど、完全な悪だと信じて疑わなかった人は、要注意かもしれません。

当事者の魚からすれば、踊り食いの方がはるかに恐ろしい文化だと思いませんか?

 

そこらへんを改めて考えさせる体験型オブジェだとしたら、非常に優れています。

むしろ私は斬新なチャレンジをした、スペースワールドの姿勢を評価したい。

 

記事より引用

「同園は「今年から、アホはじめます」をキャッチフレーズに、英会話教材を聞きながら乗る絶叫マシン、美容ソルトを大量投入したプールなど他のテーマパークにないアトラクションを生み出していた。

   28日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)で、そうした事情を聞いた司会の小倉智昭さんは「(スケートは)アホの象徴みたいで面白いと思いました。(魚を)取り除いちゃうと今まで通りのお客さんしか来ないよ」と語った。」

引用ここまで

 

本当のアホはどっちやねんって話です。

この試みは後年に、別の意味で再評価されることになるでしょう。

 

 

 

アホみたく押して。

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