菜食主義は日本では意識高い系、インドでは意識古い系。

伝統的に菜食主義のイメージがあるインドですが、経済成長に沿って肉を食べる人が増えているそうです。

知人の商社マン曰く、その勢いはしばらく続く見通しだとか。

2014/11/16 CNN「肉食化」するインド人、菜食主義も今は昔?

徹底的な非暴力で知られるジャイナ教徒ですら、お肉を食べるなんて。信仰心はどこいった?

おそらく、彼等にしても厳格な考えで菜食主義を選んでいた人は少なかったのでしょう。旧来の文化だから何となくやってただけ。どの国も同じですね。

この形の手羽先に「チューリップ」と名付けた人はスゴイ。

菜食はクール?肉食は野蛮?っていつまでやるんかい。

記事より引用

インドで人気のフードライター、ルシナ・ガイルディヤル氏は、「肉食が好きだと公言する方が、菜食が好きだというよりクールだ」と話す。

クール(笑)

日本やアメリカとは間逆の構図です。

笑えてきませんか?もうわかりきった話です。

菜食主義がクールだとか肉食文化が野蛮なのではなくて、単にトレンドを転がして商売したいだけの企業に操られているんです。

何千年も菜食文化の下にあったのに、インドの人たちには心理的抵抗は無いのか?

とも思ったのですが、ぶっちゃけ伝統の維持よりも経済発展のほうが重要ですもんね。お肉は旨いし。とても柔軟な姿勢だと思います。

そのうちインド映画伝統のダンスシーンにも「豪快に肉を喰らってワルイドだぜ」みたいな絵が出てくることでしょう。で、しばらくして肉食が多数派になったら、今度は菜食をクールに仕立てて同じことの繰り返し。

この先インドの食文化がどんなスタイルに変わるとしても、これは歓迎すべき現象ではないでしょうか。

古い習慣に従ってなんとなく食文化を選ぶのではなく、菜食と肉食の両方をよく理解した上で選ばなければ、本当の選択とは言えないからです。企業にプロパガンダに翻弄される状態を抜け出せないからです。

つまり私たち日本人が菜食文化を理解するためには、同時に肉食文化を学び直す必要がある。

次のステージは相互理解

国を問わず、今後しばらくは菜食文化と肉食文化の、少ないほうの市場が伸びるはずです。

そして二つがバランスを取りながら、お互いの考え方に理解を深めつつ、共存できる社会に向かうと思われます。

よく環境保護家が言う「急激な菜食化が地球を救う」みたいな流れには、アジアの途上国で人口が増えている以上はインセンティブが働きません。よっぽど食料供給事情が悪化するなどがなければ、非現実的なシナリオかと。

だって貧しい社会に暮らす人とっては、環境保護や動物愛護を押し付けられることなんかクソくらえだから。まず人間を豊かにしないと。

従って真のグローバル化の為には、菜食料理の浸透だけではなく、肉食文化を丁寧に見直すことが必須です。少なくともそれを間に挟まずに菜食文化を主流に仕立てようとすると、様々な無理がでてくるはずです。

このテーマはいわば、どれだけ他者に優しくなれるかの問題です。

動植物を殺す行為をどこまで許容するかも大切ですけど、文化圏を跨いだ経済的な搾取や価値観の押し付けに比べれば、、、まだまだ取るに足らない話のようです。

今後インドの国力が上がり、世界に強い影響力を行使するようになった時、どうか日本やアメリカのようにはならないで欲しい。その柔和な文化を世界に発信してくれるのを願うばかりです。

ダンガルきっと、おしたくなる

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