宗教はいらないのが理想。戒名やお墓はビート板。もう手放してOK。

葬式について
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極論を言えば、宗教はなくなるのが理想だ。

それはビート板のようなもので、必要とされなくなるために存在している。

聖職者は失業するために仕事をしている。宗教を求める人が減るために仕事をしている。宗教は人を自立させるものだ。依存させるものではない。

宗教的であればあるほどに、なになに教とかどこどこ主義なんて気にしなくなる。ラベリングや概念にこだわらなくなる。

それらは本質ではないから。大切なものは誰かに独占できる類のものではないから。どんなスタイルを選んでも、何も心配ないとわかるから。

 

神や仏とつながるために必要なものは何もない。最初から離れることなど不可能だから。何が起きても、最後には必ず丸く収まる。

どんな犯罪を犯そうが、無宗教だろうが、どんな悲しみや苦しみを味わおうが、世界にどんな物語が展開されようが、最後には必ず丸く収まる。

だって誰もが世界の一部なんだから。単独で存在してるものは何一つないのだから。

 

 

だから現実的な話として、戒名やお墓はいらない。

寺院も教会も得度も洗礼もいろんな儀式も何もかも、要するに宗教はいらない。なくたって全く問題がないから。別にあってもいいけれど、そんなのなくても誰も気に留めなくするために存在している。なる早で潰すために作られている。

もし宗教に多額のお金を請求されたり、意味もわからない儀礼を要求されたり、義務感や恐怖感を植え付けられたり、聖職者にレイプされそうになったら、そこから全力で離れたほうがいい。それは政治や利権に取り込まれた宗教の残骸だ。

 

仏教の開祖であるブッダは弟子にこう言った。

「オレが死んだら、葬式は一般の人に任せちゃいなよ。君達は心配しないで修行してなよ。」

仏教の一派、浄土真宗の開祖である親鸞もこう言った。

「オレが死んだら、死体は川へ捨てて魚に食べさせちゃいなよ。」

 

つまりこだわるなと。大したことじゃないよと。

決して葬式をやるなとは言ってないらしいけど、その意図は明確かと思われる。

それに、もしその解釈が偉人たちの真意と食い違っていても構わない。それは彼等への裏切りとは違う。もし彼等に質問できたとしても、こう返されるかもしれないからだ。

「それぐらい自分たちで考えろアホ!」

 

 

いわば宗教はビート板。泳げるようになればもういらない。別にオリンピックの水泳選手になる必要はない。普通に泳げればビート板は用済みであるように、補助具は徐々に外していくものだ。まだ完璧ではないとしても、不要だと思えば手放していいし、やっぱり必要だと思えば使えばいい。こだわらなければいい。

皮肉なことに、葬式問題にゆれる仏教は、特にその色が強い。なぜなら仏教の内容は、

「あらゆる執着や錯覚に気づこう!気のせいだと見抜こう!そしたら幸せだよ!」

という教えだからだ。なのに仏教が葬式に縛り付けられている理由はなにか?それは単に生臭い背景があるから。宗教とは関係ない。これは歴史的な背景があり、仏教界だけの責任ではないとはいえ・・ね。

 

リアルな話、葬式に多額のお金をイヤイヤ払うぐらいなら、どっかに寄付でもすればいい。それが本当のお布施だ。どうでもいい葬式やお墓に100万払うより、その100万を難民援助にでも寄付すればいい。マラリア予防に使えばいい。きっと故人も理解してくれる。

もちろん宗教家だってお金が必要なのは理解している。資本主義はお金を回転させることが正義であり、維持される条件でもある。

だから別の仕組みを考えなくちゃ。どうせこのままでは、葬式仏教は消えていくのだから。

 

 

他国の宗教にもいろいろと事情はあるようだが、宗教がなくても成立する社会を目指しているのは同じだ。

電車に乗るときは順番に並べ、と言われなくても並べるのが理想だ。

財布を拾ったら警察に届けろ、と言われなくても届けるのが理想だ。

隣人を愛せ、と言われなくても愛せるのが理想だ。

 

極論なのはわかっているけど、電車や財布の件に関しては、日本ではすでに達成しつつあるん。宗教がなくても社会が回る下地が整いつつある。

これからは宗教の時代というけれど、脱宗教でも問題なく回っていく社会というのが、本当の意味で宗教的な社会だと思う。実際に世界はそこに向かって進んでいる。

 

 

だから私が認める宗教はただ一つ、ドーン教だけだ。

この宗教の教祖は、誰一人として依存させず、ただ笑いを与え、生活のためにアルバイトをしている(との設定である)。そして彼がネタとして「教祖」と呼ばれているのは意味深だ。そこらの聖職者への警鈴にもとれるのだから。

 

 

 

ドーン!ドーン!

 

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