遺体の堆肥化すら検討の米国。日本もトキメかない葬儀は断捨離を

時事ネタ
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お金はどんどん使いましょう。リッチな人は尚更です。

血液は常に流れていないと細胞が死にます。水や空気も一か所に留めれば淀みます。循環資源は流れることが正義です。資本主義社会を生きる私たちは、それを自覚しているはず。

遺骨も同じです。まぁリン酸カルシウムは潤沢にあるから、循環させる緊急性はないですけど。人の死後、肉は火葬で循環させるのに対して、骨は大切に保存していますよね。

この文化は無用な執着を産んでいる、と思えてなりません。

 

米国では遺体の肥料化が始まった

アメリカでは徹底した循環葬儀システムが生まれつつあります。

CNN 2019/4/21  人間の遺体の堆肥化認める、法案が通過 米ワシントン州

 

アメリカ人の多くはキリスト教徒で、かつては土葬がスタンダードでした。近年は火葬が増えてきて柔軟だな、とか思ってたら一気にコレです。もう究極系。

どうやって信仰と折り合いを付けてるんだろ?若い世代はあまり宗教に捉われてないのかな、、、? だとすれば日本でもできる筈です。

 

別に堆肥は不足してないけれど、遺骨への執着のせいで葬儀文化が硬直化してきた反省もあります。0葬や散骨が普及する勢いで、一気にここまで進めても良いかも。

少なくとも、心理的抵抗は取り除きたいです。こう思い出して欲しいです。

「遺骨も地球の一部で故人の専有物ではない、人間は心も身体も循環資源である。」

 

 

なぜ日本人は遺骨にこだわるのか?

簡単です。ちゃんと考えてこなかったから。

 

アメリカの国教であるキリスト教には「死後に土葬をして最後の審判に備える」というストーリーがあります。にもかかわらず、遺体を堆肥にできるよう動いてる。すごい。

日本では仏教葬儀が殆どで「あらゆるものに実体はないから、こだわらないでいいよ」とか葬儀の度に言ってるくせに、いつまでも遺骨にこだってるから不気味です。

 

スペアリブの骨はゴミ箱に捨てられるのに、ペットの遺骨は供養しないと気が済まないのはなぜか?人間の葬儀は簡素化する一方で、ペットの葬儀がゴージャス化しているのはなぜか?

簡単です。ちゃんと考えてこなかったから。(自由に選べるからとも言えますが。)

 

 

今こそこんまり式の断捨離の出番です。あなたは遺骨にトキメキますか?葬式にトキメキますか?

見送られる側の故人はどうでしょう?想像するしかないけれど、葬式や遺骨を保管されてトキメくと思いますか?

・・どちらもNOであれば、葬儀は誰のため?葬儀会社?

 

 

なぜ日本の葬儀はトキメかないのか?

簡単です。意味不明で納得できないから。

よって解決策は、葬儀文化の意義を再周知する他にありません。私個人としては、代表的なお経を何種類か現代語訳してシェアするつもりです。ここに葬儀の価値が詰まっている筈だから。

これは絶対にトキメキますよ!古えの智慧はハンパではありません。(でも遺骨や葬儀とは関係ないだろうな。)

 

もしそれでも葬儀にトキメかないなら、もう断捨離しかありません。古い考えを見直して、新たな弔い文化にシフトすべき時期です。

一気に変わると思います。それこそ遺体を堆肥にしても抵抗が無くなる程に。

 

 

 

循環させてください

 

アイキャッチ:Clker-Free-Vector-ImagesによるPixabayからの画像

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