英語ネイティブと同居をした経験が3年ほどあります。
外資系アウトドア企業に勤めていたころ、同僚とルームシェアをしていました。
公私を問わず、毎日英語でコミュニケーションを取らざるおえない生活環境です。
おかげで大した勉強もせずに、そこそこの英語力が身につきました。
・TOEICスコア330点 → 860点
・日常会話にストレスを感じない程度の英会話スキル
では、具体的にどうやって(ラクをしながら)勉強したのか?
そんな体験談をシェアします。
繰り返しになりますが、大して勉強はしませんでした。
やったことと言えば、、
・ひたすら英語で会話する(ブロークン・イングリッシュでも気にしない)
・中学の英語教科書を復習 ⇔ 会話する
・かんたんな問題集を1日15分くらい読む
これだけです。
私は中学高校とロクに学校へ行かず、温情で卒業させてもらったような人間です。
社会人になった後も、たまに英語を使う機会があっても「ハロー」くらいしか言葉が出てきませんでした・・(泣)
TOEICの点数が330点であったことからも、地頭の悪さが伺えます。
がしかし、そんな私でも英語力が伸びたということは、、、
語学の勉強法にはコツがあるということです。
どうかコツを掴んだ上で、ラクして勉強を進めてください。
マジメに勉強していても、いつまでたっても英会話が苦手な方は大勢いますからね。
まずはガムシャラに話してみる
英語を身につけたいなら、とにかく英会話にチャレンジしましょう!
一旦、教科書は捨てましょう。
言語はコミュニケーションのためにあります。
学校のテストや資格取得のためではありません。人と意思疎通をするための道具です。
多くの人はそれを忘れて、参考書に逃げ込みがちです。
まずはとにかく会話をしてみてください。
「Yes」「No」「Thank you」くらいしか使えなくてもいいので、身振り手振りでもなんでもコミュニケーションを図りましょう。
その時に感じた
・伝わらないもどかしさ
・少しでも伝わった時の喜び
・相手の意図を汲み取ろうと努力した経験
全てが学習の糧になります。
これは身を持って体験する必要があります。
というか、この過程を飛ばして勉強を始めてしまうから、みんな英語が嫌いになるんです。
学校がALT(Assistant Language Teacher)を用意する理由もここにあります。
(そして、あまり効果がでていない理由も、、。)

でも、英語を話せる相手や環境なんて用意できない、、。
であれば、英語圏に旅行に行ってみてください。
本来、勉強はアソビです。
もし楽しめないのなら、遊び(旅行)に勉強をムリヤリ組み込んでしまいましょう。
あるいは、なにかしらの無料教材を試してみるのもアリです。
その際のアドバイスとしては、毎回話す人間が変わるサービスは避けてください。
英語学習サービスにはよくあるシステムですが、あまりオススメできません。
なぜなら、少数の定まった担当者と断続的に会話できるサービスのほうが、圧倒的に学習がはかどるからです。
例えば、毎日同じルームメイトを相手に練習すると、相手が知っている単語や表現が徐々にわかってきます。
そして、何度も同じ表現をつかって理解を深めさせたり、時々別の言い方をして新しい知識を得させたりと、インタラクティブに学習効果を積み上げることができます。
逆に毎回話す相手が違うとなると、これらの恩恵を受けることができません。
つまり学習効率が下がります。初学者にはふさわしくありません。
なるべく専任の担当者がつくサービスを選ぶようにしましょう。
大事なことなので繰り返します。
とにかく英会話にチャレンジしましょう!
参考書や動画を観るのではダメです。ナマの会話が大事なんです。
すべてはそこから始まります。
中学英語から復習しよう
英語の会話にチャレンジし、勉強するモチベーションが湧いたとします。
次のステップとしては、
まずは中学の教科書(もしくはそれに準ずるレベルの教材)を、何度も何度も解くことをオススメします。
中学英語はけっこうスゴいです。
しっかり理解すれば大抵の場面に応用が効きます。
教材をたくさん買い込む人もいるようですが、あまりオススメしません。
一冊の教材を血肉になるまで、とことん勉強したほうが効果的です。
私はニューホライズンにお世話になりました。
音声付きがオススメです。
アプリ版でもよいでしょう。
まずは基礎的な文法を、みっちりやり直してください。
野球選手の川崎宗則氏(ムネリン)がメジャーリーグに挑戦する際も、This is a penからやり直したと語っていました。
最初は基礎的な文法を徹底的に押さえる。
あとは単語をたくさん知ってれば、日常会話はなんとかなります。
中3英語まで復習しきれば、この時点でそれなりに話せるようになります。
TOEICでいえば400点くらいのはず、、しかし日常会話なんてそんなものです。
会話に大切なのは語学力というより、もっと根本的な表現力や精神力です。
ムネリンは素晴らしいお手本ですよ。
ひたすら話す⇔調べるを繰り返そう
次のステップです。
英会話をしていてわからなかった言葉や、自分が言いたくても言えなかった表現をメモしておき、空いた時間に調べましょう。
そして「会話⇔調べる」を高速で繰り返します。
今はスマホでカンタンに辞書を引けます。アプリで勉強ができます。
スキマ時間を活用して、ゲーム感覚でボキャブラリーを増やすクセをつけてください。
ひとつ注意点をあげるとすれば、ツラくなったらすぐに勉強は辞めてください。
でないと続かなくなります。焦らずに自分のペースで進めてください。
ウサギとカメではありませんが、ゆっくり確実に続けたほうが結局は近道です。

でも、一人だとサボり過ぎてしまいそうだなぁ、、。
という場合は、他人を巻き込んだ学習環境を作って対策をとりましょう。
例えば、「定期的に学んだことを誰かにアウトプットする」と約束するなど・・。
どんな勉強法を選ぶにせよ、必ず会話を軸に学習を進めるのが吉です。
一人で机にむかって黙々と勉強するのは、ある程度会話スキルが備わるまではNGです。
それで語学を身につけられる人は、生まれ持ったセンスを備えています。
まして日本語の文法は、英語とは似ても似つかないもの。
最初のうちは会話、つまりコミュニケーションを土台として勉強するのが賢明です。
慣れてきたら、文法をきちんと学び直す
英語を話すことへの苦手意識が減ってくると、少しずつ会話が楽しくなります。
同時に自分の限界というか、日本語と同じように話せないツラさが身にしみるようになります。
ここから先は、中学レベルの知識では不十分です。
初級者から中級者へとステップアップしましょう。
適当な教材を選んで、一日15分でいいので腰を据えて学習してください。
オススメはこれです。
有名な参考書らしく、よく英語ブログなんかで推薦されている書籍です。
私は英語圏の大学に進学した友人から勧められました。
なんでも累計で3,200万部(!)以上発行されているようです。
そして名著として評価されているからには、それなりの理由があります。
とにかく、わかりやすいんですよね。この本は。
全編英語なので最初はウゲッ!となるのですが、読んでみるとすぐに慣れてしまいます。
易しい表現ばかりなので、中学英語で十分読み進められるからです。
知らない表現や単語が、絶妙なバランスで出現するので、都度調べながら進めて下さい。
その繰り返しで、気づいたら英語を読むことのストレスが消えていく、という仕掛けになっています。
参考書として当たり前のことのようですが、その”当たり前”のクオリティが高いからこそ、長年にわたって支持されているのでしょう。
とにかく優れた教科書です。一度手にとってみることを推奨します。
こちらの記事で詳しく解説されています。
→ 【ネイティブの英文法を】English Grammar in Use【特徴・使い方を解説】
実は初級、中級、上級と3種類あり、かつアメリカ版とイギリス版などの違いがあります。
購入前にしっかり把握すると安心です。3,000円以上する本なので。
(私はイギリス版の中級を買いました)
まとめ
語学の勉強法にはコツがあります。
それなのに間違った勉強方法で挫折して、苦手意識を持ってしまう人が多すぎます。
もったいないことです。
原因はおそらく、学校でやる英語教育は「かしこい人が考えた勉強法だから」ではないでしょうか。
私のように勉強が苦手な人間には、参考書よりもリアルな会話経験が適していました。
そして実際に、会話できる環境さえあれば、無理なく英語力を伸ばすことができました。
同じように、勉強法を変えるだけで一気に伸びる方は多くいるはずです。
そんな方にほんの少しでも貢献できたなら、私の3年間の試行錯誤も浮かばれそうです。
まぁダラダラした勉強だったけど。全然ツラくなかったけど。
Repaet after me.
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