プログラミングスクールに通うならIT土方にされない強さを獲得しろ

ブログのノウハウ
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昨今(2021/9/1執筆時点)プログラミングスクールが乱立し、消費者のパイを奪い合っています。

 

小学校でもプログラミング教育が始まり、今後の社会人には必要不可欠なスキルとして、かっこいいイメージで盛んに周知されるようになりました。

さて、社会全体のITリテラシーが向上するのは結構なのですが、、

 

多くの低級プログラマー、低級システムエンジニアは、IT土方(もしくはデジタルドカタ)と呼ばれる劣悪な環境で使い捨てにされています。

 

これは今に始まったことではありません。

20~30年前、つまりIT技術やPCが普及し始めたころから、ずっと変わらない産業構造です。

 

そんな背景のなか、、

  • 未経験でも3ヶ月の訓練でIT業界に転職できる!
  • 大手ITへの就職あっせんを前提に、授業料は格安(場合によってはダダ)!

 

と売り込みをかけるプログラミングスクールもあります。

 

・・もうおわかりでしょう?

プログラミングスクールの多くが、IT土方養成所になっている(場合が多い)現状が。

 

当記事ではそんなブームの裏側をご紹介し、プログラミングスクールの正しい選び方や、業界のリアルについて解説していきます。もとIT土方の一人として。

 

結論から言うと、

プログラミングスクールからIT業界を目指す道は、生半可な覚悟の人にはオススメできません。

 

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普通なら経験3ヶ月の30代より新卒を採る

 

普通に考えればわかると思うのですが、もしあなたが採用担当者だとしたら、

3~6ヶ月勉強をしただけ30代を採用するよりは、若くて扱いやすい新卒を採用したほうがメリットがありませんか?

 

もちろん「経験を積んだ社会人が欲しい!」という求人もあるでしょう。

  • スキルはほどほどでいいから、営業や広報の力を併せ持った技術営業に育てたい
  • 技術者は揃っているから、それをまとめる管理職の採用が急務である
  • 新卒が結局すぐに辞めてしまうので、ある程度社会経験を積んだ人物をよく見極めた上で(第二新卒的なポジションで)採用したい。スキルは熱心に勉強すればすぐに追いつく。

 

などのケースも実在します。

が、少ないです。少なくとも私が知る限りでは。

 

したがって、多くの求人はIT土方の安定供給網だと思われます、、。

 

プログラミングスクール経由で転職や就職を狙う方は、少なくともそのリスクを知った上で動いてください。

でないと足元を見られておかしな求人に引っかかってしまう可能性が高いです。非常に高いです。

 

まず現実を理解しましょう。

こういった情報は、サービスの売り手(スクールや人材会社)はあまり教えてくれません。巧妙に自分たちの利益に向けて誘導するだけですから。

 

 

勘違いしてほしくないのですが、私はIT業界へのキャリアチェンジに否定的なのではありません。

それでもなおチャンスはあります。

 

ただし、本物にならないと無理です。

「寝食を忘れて取り組む姿勢か、相当の才能がなければ成功できず、IT土方になってしまうリスクが高いので、その覚悟をもって努力してください」

とエールを贈りたいだけです。

技術者を辞めて営業畑に移った自分への戒めでもあります。

 

 

繰り返します。

マジメに努力を継続すれば・・・スキルを磨いていけば・・・最悪もし、ブラック企業に入ってしまったとしても・・・

 

必ず挽回のチャンスはやってきます。

あなたが本気でさえあれば、遅すぎるなんてことはありません。

 

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IT業界で活躍する人は独学畑が多い

 

IT業界の特徴として、腕のいい技術者は大抵独学です。

さほど学歴とは関係ありません。

もちろん一定の学歴がないと大手には入れないのですが、学校で教育された人材よりも、どこからともなく学んできた人物のほうが実力がある傾向にあります。

 

「呼吸するように技術を学んできた」といえば極端ですが、それに近い人物が強いです。

極端な例でいうと、国家機関のサーバなどを攻撃する正体不明の悪質ハッカーたちは、大抵がそんな人物でしょうからね。

 

それに大手企業の技術者たちは、一定の年齢になると管理職へのシフトチェンジを強く望むようになります。

技術者としてのキャッチアップは過酷だからそのほうがラクだし、IT業界は大手から下請に仕事が割り振られるシステムなので、必然的にマネージャーにならざるおえないのです。

こうして技術的には3流のプロジェクトマネージャーが量産されていきます。

 

 

 

何が言いたいかというと、

・IT技術者に学歴は重要ではなく、どれだけ独学できるかが勝負

・そして一定の年齢になると、みな競って技術者を辞めてマネージャーのイスを争う

 

つまり本当に実力がある、技術者に適した人物でないと、やっていくのは大変である。

という現実を伝えたいのです。

 

まぁ当たり前ですね。どんな仕事であっても。

もし強いコミットができそうもないならば、IT業界への参入は考え直したほうがよいでしょう。

 

それだけの話です。

本気の人にとっては問題なしです。

 

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短期間での良い転職は狭き門

記事の冒頭で、こんなプログラミングスクールがあるとご紹介しました。

 

  • 未経験でも3ヶ月の訓練でIT業界に転職できる!
  • 大手ITへの就職あっせんを前提に、授業料は格安(場合によってはダダ)!

と売り込みをかけるプログラミングスクールもあります。

 

それはGEEK JOBキャンプ転職コースさんです。

驚くべきことに無料のコースが存在します。(2021/9/1執筆時点)

 

  • プログラミング教養コース:198,000円
  • プレミアム就職コース:298,000円
  • スピード転職コース:無料

 

ただし条件があり、3つのNG行動に抵触すると、違約金として授業料を請求されるようです。

  1. 途中退会
  2. GEEK JOBの提携企業以外に転職
  3. 内定辞退

 

カンタンに説明すると、

  1. 一度はじめたら、14日目以降で途中退会してはいけない
  2. GEEK JOBの提携企業以外に転職してはいけない
  3. GEEK JOBの提携企業からの内定を辞退してはいけない

 

つまり、

このプログラミングスクールを選択した段階で、ある程度出口(就職先)を見据えていなければいけない、、というワケです。

 

別の言い方をすると、転職したい会社が提携先にあるかを、初回の無料カウンセリングでしっかり確認しておかないとNGです。

そして、希望どおりに転職ができないリスクも受けれる必要があります。

 

一通りの勉強を終えた後、内定を辞退するにはお金が必要です。

そしてお金を浮かせるためにGEEK JOBを選択したのだとしたら、もはや選択肢はありません。

あとあと後悔しないように、この条件をよく理解してから応募してください。

 

 

なお、一例にあげたGEEK JOB以外にも、似たようなシステムのスクールがあったと思います。

決して一部のスクールの話ではなく、IT業界全体に共通した傾向として捉えてください。

 

 

一言でまとめると

「IT業界に骨をうずめる覚悟のできる人物だけ来て下さい」

それ以外にはオススメできません。

 

繰り返します。

もし強いコミットができそうもないならば、IT業界への参入は考え直したほうがよいでしょう。

でも本気の人にとっては、なんの問題もありません。

 

むしろ素晴らしいシステムなので、非常にオススメです。

 

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子どものうちに経験させるのが吉

 

前述した傾向への対策はカンタンです。

本当にプログラミングが好きな人、得意な人を早期に発掘して、よい教育を受けさせることです。

だからプログラミングを必須科目にするのは適切だと思います。

 

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子ども向けプログラミングスクールも増えてきましたし、数学なんかはPCと組合わせて教えたほうが明らかに有益です。

端末とネット環境さえあれば、プログラミングはいつでもどこでも勉強できます。

 

IT技術で躍進したインドのように、早くから才能を見つけて教育を受けさせるのは、国策としても個人向けへの教育サービスとしてもバッチリでしょうね。

そもそもプログラムって楽しいし。

 

 

がしかし、

だからって大人はもう遅い、なんてことはありません。

いつだって、学びたい!と思った時が一番です。

 

ダラダラ学習する子どもより、真剣に打ち込む大人の方が吸収力は上です。

その代わり、前述したようなリスクをよく考慮した上で、本気で勉強をするようにしてください。

 

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まとめ

 

事実として、プログラミング業界にはIT土方という闇があります。

それをよく理解した上で、正しくプログラミングを学んで下さい。

スクールはあくまでビジネスなので、卒業した後は助けてくれません。都合の悪いことも隠します。

 

それでも才能ある人、本気で努力する人なら問題ありません。

仮に失敗したとしても、必ずチャンスが訪れます。

 

こちらはクラウドファンディング事業で上場したMakuake社のコンセプトです。

生まれるべきものが生まれ
広がるべきものが広がり
残るべきものが残る世界の実現

 

ただそれだけのことです。

本来テクノロジーはそのために発明されたはずです。より人間を自由にするためのものです。

 

プログラミングを学ぶ子どもも大人に、よりよい未来が訪れますように。

 

 

hello world!

 

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